生後515日/ついに柵を乗り越える

台所に入れないようにする戦いは最近、新しい局面を迎えた。2本渡しているつっぱり棒の高い方を乗り越えられるようになってしまった。低い方もできるだけ低くしているが敵もさるもの、腹ばいになって匍匐前進…いや足から入ってくるから匍匐後退でわずかなすき間を抜けてくる。

娘には「台所に入ってきちゃだめ」と言うが台所への侵入がすぐに危険というわけではないからこちらにも切迫感がない。娘はちゃんとそれを読み取っているようで、何度「ダメ」と言っても台所に入ってきてはあちこちに手を出すのだった。

娘ができるようにしておきながら、それをしたら「ダメ」と言うのは筋が悪い。目の前に「食べちゃだめよ」と好物を置くようなもので、1歳児は我慢というものを知らない。物理的にできないようにしてしまいたい。