生後2日/お乳の素人

夕べは出産後2日目の夜。娘は抱っこしてもらわないとすぐにむずかってしまい、妻はあまり眠れなかったとのこと。妊娠中は地震だの原発だのでストレスが多かったから、世界への不安が伝わってしまっただろうか。今日の午後に病院に行ったら娘はグースカ寝ていて、日が落ちるころ活動を開始した。

「昼間は人の気配があるけれど、夜は静かで不安になるからではという意見がある」と看護師さんが教えてくれた。

目を覚ましたので抱いてみた。昨日と違ってこちらをじっと見ている雰囲気がある。昨日は目は開いていてもなにも見えていない様子だった。1日でずいぶん印象が変わるものだ。

ところで産まれたての赤ん坊は体内にある程度栄養を持っていて、数日間はなにも口にしなくてもよいらしい。とはいえそろそろ母乳の飲み方を覚えていってほしい。

ところが娘は口の中で舌を立ててしまうくせがあるらしく、そのせいでなかなかうまく乳房に食いつけない。妻も授乳はまだ素人で、お互いなかなかうまくいかない。乳を飲むのもけっこう疲れることだそうで、しばらくもぐもぐやっては「出てこないなー」みたいな雰囲気で休んだり「お腹すいたよー」のような泣き方をしている。

このままだと栄養を採れなくてまずいことになるが、そうなる前に生きようとするしくみがちゃんと働いて、お乳を飲めるようになるに違いない。そうあってほしい。

書き忘れていたことがひとつ。赤ちゃんの頭蓋骨はすき間があるそうで、頭の幅を狭くして産道を通りやすくしているらしい。産まれた日に頭をなでてみたら、確かに額から頭頂部にかけてと、頭頂部から左右の耳にかけて溝のようなものが感じられる。これは面白い。

頭蓋骨にすき間があっても脳との間には硬膜があるから、溝を触っても脳の感触が得られるわけではない。

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