生後4日/遅々として進まない乳やり

今日も夕方近くに病院へ。娘はまたグウグウ寝ており、義母はちょっと残念そうにしていた。

寝ている娘のほおを指の腹でなでてみると、とても不思議な感触がある。触っているのに触っていないような感じ。きめが細かいからだろうか。

それにただ寝ているだけでときどきうーんと伸びをするくらいなのに、見ていて飽きないのも面白いと思う。新生児はまだ人間ではないと感じるからかもしれない。立って歩くことはできないし、しゃべれないどころか笑いもしない。まゆ毛もまつ毛もほとんどない。

でも人間に似たしぐさをする。不完全な人間が人間らしいことをするから見ていて飽きないのかもしれない。

そんな娘は今日もお乳をうまく飲めず、妻は3時間おきの授乳に1時間以上かかり、熟睡できない3時間おきの苦行という状態だった。お乳をあげるほうも飲むほうもまだ始めてから4日目と思えば、先は長いのだしそのうちになんとかなってほしいものだ。

1回の授乳で飲むのは、母乳が10mlから20ml程度、ミルクと合わせてせいぜい40mlから50mlくらいだそうだ。そんなに少なくていいんだ! ヤクルトは1本65mlとのこと。ヤクルトより少ない。新生児の体の小ささを考えればこんなものか。

身長約50センチで体重が約2.5キロということは、身長150センチの人に単純換算すると体積は長さの3乗になるから新生児の3×3×3倍で27倍。2.5キロ×27=67.5キロだから、新生児を大人の大きさに引き伸ばすとこれでもけっこう太っている勘定になる。1日8回50mlを飲むということは400ml、これを27倍すると10,800ml、つまり10リットル。ええー、そんなに飲むんだ。固形物を口にしないことを差し引いてもすごい量に思える。

こういう計算はさておき、娘は母乳の飲み方を早く覚えてください。

母娘は明日退院する。