1歳6か月検診の案内と小冊子

1か月前ということで発送されたのだろう。申込書と一緒に1歳6か月検診と3歳児検診の副読本も入っていた。

1歳6か月から6歳ごろまでの間に、どういうことができるようになるかなどが書かれている。「2歳ごろの発達のめやす」には「ボールを蹴る」「言葉の数が増えてくる」などとある。あと半年もしたらそんな人になってしまうのか。ちょっと想像できない。「4歳〜5歳ごろの発達のめやす」などは「スキップができる」「昨日経験したことを話せる」、「5歳〜6歳までの発達のめやす」となると「なわとびができる」「他の人のことを考えて、がまんする力が育ってくる」だそうで、こうなるとはるかかなたのことのようだ。

そのほか、生活習慣や遊びについてなども載っていて簡潔な内容ながら役に立つ。大いに参考にさせてもらいます。

「しっかりほめて、きちんと叱る」にはこんなことが書かれていた。

どんな子に育ってほしい?

その子らしく、のびのびと育ってほしいというのは、親たちの共通の願いではないでしょうか。「よかったわね」と、子供の気持ちに共感し、達成感を大事にしてあげることで、子供は安心して育つことができます。

一方叱るのは、子供が失敗したからではなく、その行動が子供にとってよくないと判断したときに、子供の行動を修正するため。失敗を叱られてしまうと、新しいことへの挑戦ができなくなってしまいます。

ほめたり、ときには叱ったりしながら、その子らしいのびのびとした育ちを支えていくことが大切です。

評価ではなく共感を

言うことを聞かせたり、評価をするのではなく、なぜほめるのか、叱るのかを子供にわかるように伝えることが大切です。

コツは「良い子ね」と漠然と言うのではなく「ひとりで着替えができてえらかったわね」などと、具体的にほめること。「着替えできたよ!」「あら本当!すごいわね」と親に共感してもらえることで、喜びは何倍にもふくらみ、自分に自信をつけることができます。

大好きな親と気持ちがひびき合うことで、子供は自信と勇気を身につけていきます。また、共感してもらい、自分の気持ちをわかってもらえたという体験は、「思いを伝える力」と同時に、「思いやりの心」も育てます。

叱るときも同様に、「ダメな子」なのではなく、その行動がいけないということを具体的に伝えるようにします。叱られたからやらないのではなく、してはいけない理由を伝え、それを守るために子供が自分自身をコントロールする力を育てることが大切です。

子供を叱るときの親の姿勢

  • 目線を子供の高さに置く
  • 子供の体を両手で固定する
  • 子供から視線を外さない
  • 繰り返し、言うべきことを言う

すこやか幼児のこころとからだ―幼児健診のために

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